布団掃除
寝具の専門家が、家庭の寝具についてアドバイスしてくれています。
知っています? 羽毛布団にはダニが発生しないそうですよ。
これだけでもタメになりました。
健康は良い睡眠から。


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◆絶対にやるべき「ベッドマットレスの湿気抜き」

 ベッドマットレスを導入しているご家庭で一番悩ましいのは、マットレスのメンテナンス。ものによっては50kgを越えます。重たくて大きいから普段はまったく動かさない方が多いようです。

 しかし、睡眠時にかく汗の7割は湿気として下へ下へ落ちていくので、マットレスはものすごく湿っています。さらにベッドの上には羽毛ふとんや毛布、メイクすればスプレッド(オシャレな布製の覆い)が被さります。これらはマットレスと空気が触れる余地を奪ってしまうので、湿気はみんな蓄積していきます。

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 その結果、マットレスの裏側はカビてしまっていることが多いわけです。マットレスを置いているベッドフレームの床板は湿気を吸わない材質なので、結露してしまうんですね。

 でもカビ自体も問題ですが、もっと重大なのは裏面が常に湿気っているという点。

 実は、マットレスには表裏両面使えることが多く、そうしたタイプだと裏面にも中わた層が設けられています。この中わたを湿ったままにしておくと、あっという間にダニのマンションにされてしまうんです。

 そんなわけで湿気抜きはとても大切です。

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 マットレスは室内で壁に立てかけて、裏面を空気に触れさせてやります。冬は意外と乾燥させにくいので、暖房の力を借りてもいいですし、晴れていれば窓に立てかけるのもありです。なるべく表と裏、両面とも空気に晒してあげてください。

 さらにベッドフレームの床板も乾燥させます。外せるなら立てかけて、跳ね上げられるなら上げてしまいます。動かせない場合は上に何も置かない状態でしばらく放置してくださいね。

 その後、湿気抜きしたマットレスを戻す場合、頭と足の向きは変えること。敷寝具は腰があたる位置から壊れていきます。なので寝るときの腰の位置がズレればそれだけ長持ちします。

 なお床板がスノコの方でも湿気抜きは必要です。時々「スノコだから湿気がこもらないよ」と言われるのですが、そんなことはなくて、ボーダー模様でカビます。接している部分だけはやっぱり結露してしまうんですね。

◆一方、「絶対にやめるべきこと」は?

 これは「羽毛ふとん叩き」です。昔から干したふとんをパンパン叩くというのはとても見慣れた光景ですよね。恐らくダニの死骸を散らす目的なのでしょう。最近ではふとんクリーナーなんかがその役目を継承しています。

しかし、この行為の当否については諸説あるので置いておくとして、羽毛ふとんを叩くのだけはやめて欲しい。

 なぜやめてほしいかというと、壊れるからです。羽毛ふとんの側生地は非常に繊細なので、運が悪いとちょっとした刺激でほころびが生じます。

 ダウンは微細なほつれからも出てきてしまい、これは睡眠中の吸引につながりますから危険です。お掃除でキレイにする筈が不健康を呼び寄せては本末転倒ですよね。

 これはふとんクリーナーにも言えます。

 最近のふとんクリーナーはずいぶん優しくなりましたが、矢張り刺激は強く、側生地には酷。どうしても使用したい場合、羽毛ふとんには接触しないようにしたほうがいいです。

 というか、そもそも羽毛ふとんにはダニは棲みません。良質な羽毛ふとんなら縫い目にもダニがつきにくい工夫がされていますし、側生地には彼らの棲むスペースなどない。

 ゼロはありえないので検査すれば必ずごく少数は検知されますが、よそから来た個体です。もし羽毛布団の中のダウンにダニが繁殖しているならそれは大事件で、即座に買い替えるべきでしょう。

 むしろ、叩いたりクリーナーを掛けたりすると、繊細な側生地が痛んで細かなホコリを生む要因にもなり得ます。羽毛ふとんは基本的には部屋干しだけでメンテナンスは十分。逆に考えれば手間いらずの人に優しい寝具と言えましょう。

◆最後に「アクリルマイヤー毛布はしっかり乾燥させる」

 アクリル毛布は最も親しみのある毛布の一つです。洗えて、軽くて、暖かい。羽毛ふとんとの相性もバッチリ。各ご家庭に一枚はあるはずです。

 ただ、あまり知られていないのですが、アクリル毛布は表と裏がある一重のニューマイヤーと二枚合わせで表しかないマイヤーに分かれています。上下を両方つまんで引っ張ったときにみょーんと延びたらマイヤー毛布です。

 このマイヤー毛布、二枚合わせの間に生まれた空気の層が暖かさの秘密なのですが、洗濯の際には要注意なんです。

 表面が乾いたように見えても中の層に水分が残留していることがよくあります。そのままだと湿って冷たい使い心地になりますし、カビなどを誘発して衛生面でもよくない。普通の毛布よりもちょっと長めに乾燥させて、より暖かく清潔に使いましょう。
https://goo.gl/nqzCTE