片づけブーム
世はまさに片づけブーム!
次々と超人気の片づけ術が出てきますが、
取り入れようとして失敗することがよくありますよね。
どうすればいいのか分からなくなった時は、無かったことに・・・
大人気の「家族の片づけコンサルタント」が、
どうすればいいのかアドバイスしてくれています。
とっても参考になりますよ。


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 家事代行サービス「タスカジ」の中でも“予約の取れない家政婦”として大人気の「家族の片づけコンサルタント」seaさん。22年に及ぶ家事代行サービス歴で身につけた整理収納術で、家族と住まいの問題に切り込みます。近年、「断捨離」「ミニマリスト」「ときめきの魔法」…といった片づけの考え方がブームを巻き起こしました。これらは片づけ術の王道で理にかなった方法である一方、表層的に捉えて失敗&後悔する人も後を絶ちません。その原因となる誤解をひもとき、正しく片づけ術を実践する方法をseaさんがアドバイスします。

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● 「片づけブーム」に 翻弄されているのはこんな人

 「片づけなきゃ!」

 そう思ったとき、皆さんが「勢い」で取りがちな行動は何でしょうか。ひたすら物を捨てたくなる、収納グッズを買いたくなる、思い切って部屋を模様替えしたくなる……など世間にはいろいろなタイプの方がいます。いずれにしろ、気持ちが「片づけモード」になったとき、自分なりのルーティンがあって、それをこなせば部屋も心もスッキリできるなら素晴らしいことです。

 一方、「片づけで悩んでいる人ほど、片づけ情報に詳しい」という傾向を、整理収納サポートの現場で私は度々目にしてきました。こうした方は、自分なりの片づけの「型」がなく、様々な方法に救いを求めては挫折を繰り返しています。実際、部屋にはそんな経緯を経た様子がそこかしこに見え隠れしています。

 ブームを巻き起こしてきた片づけ術の数々。切り口やキーワードこそ違えど、根本は同じ。整理収納サポートを長年行ってきた私から見ても、非常に王道で、理にかなったものばかりです。しかし、それをうまく実践できず、多くの方がいつまでも片づけに悩まされることになるのです。

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● ひとり歩きし始めたブームに 振り回されていないか?

 片づけ術は一大ブームとなると、キャッチーな部分が断片的に強調されて、ひとり歩きし始めます。「ときめき」「断捨離」「ミニマリスト」などがその例です。試しにネットで「断捨離 方法」のキーワードで検索してみてください。「私はこうやって片づけを成功させました!」という個人のエピソードがたくさん上がってきます。

 自信に溢れた持論に、片づけられない方は逆に自信を削がれてしまうかもしれません。私が整理収納のサポートで伺った依頼者からも、「“ときめき”がわからない…」「かつて勢いで断捨離して後悔したことがあり、それ以来物を捨てられなくなった…」などの理由で片づけが停滞し、先に進めなくなったという相談をよく受けます。もはや呪いのようです。

 片づけ術には相性があります。合わないものに振り回されず、王道のメソッドを「いいところ取り」して暮らしに取り入れましょう。そのためにはまず「ちまたにあふれる片づけ情報の誤解に気づくこと」が大切です。皆さんも、こんな“誤解”に振り回されていないか、考えてみてください。

● 片づけブームが生む誤解(1) 「写真映えする部屋」をゴールと考える

 書籍や雑誌などのメディアに登場する「収納」は、見栄え良く写るようにかなり手が加えられています。普段だったらそこそこ物が出ている場所も、そのときだけしまったり、写真に写らないところに移動したりしているため、生活感の薄い、モデルルームのような雰囲気になるのです。

 写真はそういう非日常の一瞬を切り取ったものでしかありません。実際の暮らしは、人も物も1日の中で頻繁に移動しています。完成形の一瞬をゴールにすると、そこから生まれるのはリバウンドだけです。

 片づけの情報収集をしようと雑誌などの写真をご覧になる際には、「片づけきった部屋の状態」ではなく「散らかっても5分で戻せそうな仕組み」にアンテナを立ててみてください。今まで見えていなかったところに目が向いて、参考にできるようになりますよ。

● 片づけブームが生む誤解(2) 「物を減らさないとダメ」と思い込む

 例えば、テレビ番組でよく見かける片づけ企画は、視聴者が楽しめるよう、成果をわかりやすくアピールするものばかりです。

 片づける前の家は、物の多さや物がしまわれていない様子にフォーカスが当たって面白おかしく紹介されるため、片づけらない人は「わが家も同じだ」「これは笑われても仕方がない、恥ずかしいことなんだ」とコンプレックスをかき立てられてしまいます。

 そして、片づけ後には、「捨てた物の量がゴミ袋〇袋、トラック〇台分」「こんなに要らない物がありました」という物を減らした部分に注目が集まります。それは、物が極端に減った家の中は視聴者から見ても明らかにスッキリしていて、成果がわかりやすいからです。視聴者はそれを見て「片づけとは捨てること」「捨てられなければ片づかない」という思い込みを強くしていることでしょう。

 ですが、私の経験に照らし合わせてみると、作業で出た不要品の量はそこまで多くはなく、部屋の変化がもっと地味でも、成果を実感できる整理・収納術が必ずあります。

 テレビのように、わが家の片づけをジャッジする「視聴者」はいません。存在しない誰かの目を気にする必要はありません。「自分自身の納得感」を何より大切にしてください。

 テレビの片づけ企画は1つのショーです。見るときには「どれだけ物が減らせたか」ではなく、「そこに暮らす人の『大切な物や時間』がどのように変化したか」という視点を持つと、これまでとは違った受け止め方ができるようになります。

● 片づけブームが生む誤解(3) 「人気の片づけ術」は万人の正解?

 書店の家事コーナーに並ぶあまたの片づけ本やブームになった人気の片づけ本は、ほとんどが著者の経験をモデルケースにしたものです。

 これはいわば「個人の哲学」のお裾分けなので、万人の正解にはなり得ません。切り口やアプローチ、言葉の選び方には好みも分かれるのが当然です。「しっくりきた」「腹落ちした」「迷いがなくなった」と思えて、それをきっかけに部屋や生活のコントロールができるようになったなら、その収納術とは相性が良かったということです。メソッドのいいところをどんどん取り入れてみましょう。

 一方で「ピンとこない」「つらい」と感じるのであれば、その方法に縛られる必要はありません。自分に合う別の切り口、アプローチを探しましょう。

 はじめに、王道のメソッドを「いいところ取り」して暮らしに取り入れましょうと言いました。「これならできそう」と感じる方法があれば、「物」「収納デザイン」「動線設計」のどの部分を解説しているものか、しっかり理解した上で取り入れてみてください。足りないと感じる部分は別で情報を探すか、詳しいプロを頼ってみるのも1つかと思います。

 ただ、注意点が1つあります。あちこちのメソッドから「片づけの小ワザ」のようなテクニックのつまみ食いするのはやめましょう。物を捨て過ぎて後悔したり、収納小物が増え過ぎて部屋が手狭になったりするのは、ブームを中途半端に取り入れた人が陥りがちな失敗です。表層的に取り入れるだけでは、いつまで経っても本質的な解決にならず、問題は解決しないからです。 

 今回は「片づけブーム」に振り回されないためのヒントをお伝えしました。溢れる情報は、ただ単純に眺めて楽しむも良し、わが家のカスタマイズ方法として取り入れるも良し。ですが、みなさん自身がしっかり手綱を握って、我が家に合うような形でうまく活用してみてくださいね。
https://bit.ly/2XrIJl5

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