汚部屋と、婚活
いつも応援ありがとうございます!
婚活アドバイザーが婚活にいきづまる女性を語っています。
思うように婚活が進まない人には汚部屋住人が多いようですね。
全ての物事は多少なりとも繋がっているとは感じていましたが、
生活環境は、とっても大きな要素かもしれません。
どこかで変えないと何も変わらないようです。


ワタシ、汚部屋と戦ってます   ビフォー・アフター ← ブログ村テーマ

汚ブスの呪縛 嫌われる人にはワケがある [ KENJI ]
梅ケ谷ゴミ屋敷の憂鬱 [ 牧村泉 ]   このゴミは収集できません [ 滝沢秀一 ]

 12月になると、私の元には切羽詰まった相談者が現れます。何年か前のクリスマスの朝、「緊急」と書いてあるメールが届きました。

 メールには、婚活を4~5年やって行き詰っていること、たくさんの婚活方法を試したけれど成果に結びつかないこと、来年は30代半ばになり焦っていること……そして、明日明後日にご相談できないかという内容でした。

 驚いたのは、彼女がメールを送っている時間。なんと、クリスマス当日の午前2時だったのです。

 いったいどんな状況だったのでしょうか。彼女はアイさん(仮名)といいます(以下、個人が特定されないよう一部脚色してあります)。

ふたりからひとり ときをためる暮らしそれから [ 津端英子 ]
ゴミ清掃員の日常 [ 滝沢 秀一 ]   捨てられない人のラク片づけ [ 小川奈々 ]

汚部屋・汚部屋脱出ランキング ← す·ご·い

 アイさんには、ひとまず部屋の写真を持ってきていただけるのならという条件付きで、年内の空いている日程をお伝えしました。

 というのも、私の元へ相談にくる方々には、まず部屋の写真をお持ちいただいているからです。婚活がうまくいかない方は、部屋が恐ろしく汚いことが多いです。相手ありきのご縁の前に、相手不在でもできる部屋の片づけをして彼氏を呼べる部屋にしてからでないと、なかなかうまくいきません。

 いきなりのメールで面食らいましたが、深夜にメールを送るアイさんの気持ちが、実は分からないわけではないのです。私だって昔は散々手抜きをして「いい男がいない」「出会いがない」と言いつつ、彼氏を作る努力をするのは365日のうちせいぜい年間10日ほどでした。しかも、それは誕生日前とクリスマス前と正月のみ……。

 10日だけ気持ちを入れ替えたところで、残りの350日以上がだらしなければ、意味がないのです。しかし、その10日間を頑張ったことにより本人は努力したつもりになってしまいます。

見てわかる、断捨離 決定版 [ やましたひでこ ]
まさか、汚部屋を卒業できるとは。 [ ややこ ]   やせる収納 [ 梶ヶ谷陽子 ]

ミニマリスト ランキング ← 最新のスッキリ暮らす

◆「たかが片づけ」と思っていたら…

 アイさんからメールの返信があったのは2日ほど経ってからでした。

 とても見せられるような部屋ではないそうです。片づけをしてから相談に行くので待って欲しいという内容でした。本気を出せば片づくと思っていたらしいのですが、掃除が進まないまま時間が経ち、ひとまず返信されたようです。

 のちにお会いした時に「たかが片づけ」と思ったと口にしていました。せっかく恋愛コンサルタントに相談して、結婚できるとっておきの秘密が聞けると思ったら、まず片づけと言われてがっかりしたとか。しかし、その片づけをやろうと思ったら思いのほか大変だったそうです。

 彼女はずっと実家暮らしで、部屋には緑のビニール下敷を引いた学習机がそのままありました。子供部屋で寝起きして、ずっと結婚相手を探し続けて、クリスマスイブに無性にさみしくなり深夜に思わずメールを送ったと話していました。

 片づけをしないままの散らかった部屋の写真を持ってくる方も大勢いますが、アイさんはそういうことができない完璧主義の方という印象を受けました。

◆実際に対面で会ったのは2月

 結局、アイさんにお会いしたのは2月でした。背中の真ん中ほどまである長い髪で、目が大きなミステリアスな女性でした。2~3日あればできると思った部屋の片づけは1か月以上かかり、年末年始はほぼそれに費やしたそうです。

 得意げにビフォー・アフターの写真を見せてくれましたが、「結婚なんてできるわけがないですよね。こんな部屋で平気で暮らしていたなんて。それでも婚活さえすれば結婚できると思って何百人もの男性に会ってきました」と悲しそうに話していました。

 アイさんは、女子大を卒業し金融機関に内勤の事務職として就職。同期の女性がみんな実家暮らしで、営業と比較すると年収は少ないですが、長期休暇を利用して毎年海外旅行に行っていたとか。そして、結婚後も毎年海外旅行に行ける相手を探して婚活していたそうです。

 部屋の片づけをしながら、「片づけもろくに出来ないなんて…」と自分がいかに幼く、生活力がないのか身をもって知ったと反省していました。

◆完璧主義で100点を目指し時間を無駄にする

 片づけはできましたが、今度は「どうせ私なんて結婚は無理ですよね」と卑下します。アイさんはまだ30代。いくらでも挽回はできるのに……「そもそも、結婚したいのですか?」と尋ねると、もう自信がないというのです。

 彼女は、これまで間違いを犯さないように生きてきたそうです。いい学校に進学し、いい会社に就職し、周りからの評価が悪くならないように選択してきて、「結婚しないの?」と言われたから婚活をしていたと。

 長い婚活の間によさそうなご縁はいくつかありましたが、「出身地が遠い」「片親だから両親と合わないかも……」「太っているから友達に『なんでそんな男にしたの』と言われそう」など悪い方に考え、自分の気持ちよりも周りからの見られ方を気にして、関係を進めることをためらっていました。

 どれも、告白やプロポーズされてから考えればいいことなのに、完璧に価値観が合う人を探し、100点じゃないと物事を進めない。完璧じゃない自分のことも受け入れて、60点の相手と信頼関係を築いていくという視点がなかったのです。そして、時間が過ぎて焦ることの繰り返し……。

◆20代は11月を年末と思っている

 アイさんのように、12月(それもクリスマス以降など)になって「今年中に彼氏が欲しい」という30代40代の相談者は非常に多いです。

 先日、20代前半の新社会人の方が相談に来たのですが「年末ぎりぎりの相談で申し訳ないです」と、11月なのにもかかわらず恐縮されていました。

 20代は、後輩ができる4月も自分の年齢が上がることを意識して焦ります。また、20代後半は周りの結婚報告でも刺激を受けます。

 しかし、社歴が上がるほど年度末年度初めという区切りで新鮮な気持ちがなくなり、30代半ばを過ぎると結婚式にもよばれなくなり、誕生日前、クリスマス前、正月だけ時間の経過に敏感になってしまう。

 気持ちは分からなくもないですが、クリスマスに彼氏がいる方は夏から行動しています。「今年こそ彼氏を作るぞ!」「結婚するぞ!」と新年に誓ってもすぐにその誓いを忘れ、女子会、旅行で春夏秋を過ごし、年末にまた焦る……ということを繰り返さないように。学習しましょう。
https://bit.ly/36xiBdn

主婦のストレス    断捨離&片づけの工夫 ← ブログ村テーマ

どれか一つ、ポチッと応援くださいませ
   ありがとうございました